常子、プロポーズをされる3
諸橋は奥寺との不倫が発覚して
怒鳴り込みに来た奥寺の妻に
暴力を振るわれた。
そしてその日付で
くびとなった。
山岸は
不満があるのかとタイピストの部屋で
女子社員あいてにふてぶてしく
言い放った。
常子はいおうとしたが早乙女がさきに
いった。
「奥寺だけ不倫の責任をとわないのは
おかしい」
山岸は「書類を清書するだけの仕事
のタイピストなど掃いて捨てるほどいるんだ。
女の本分はお国のために子をうみ、ふやすことだ。
それをわすれるな。」と怒鳴った。
そのころ、美子は滝子に紹介されて
ある、洋裁店に連れて行ってもらった。
そこで、洋裁のお手伝いをしたいという。
すこしはお駄賃をもらえるというのだ。
それを鞠子に言うが
常子には報告しないといけない
と鞠子が言った。
そこに常子が帰ってきたので
美子はしぶしぶ話をしようとした。
すると
常子は諸橋の退職で仕事が増えて
これから書類整理だから
といった。
美子は機嫌が悪くなった。
徹夜で仕事をした常子だった。
翌朝、寝てしまって家族と一緒
に朝ごはんの家訓は破られた。
美子は常子を責めた。
常子だって家訓を破ったでは
ないかと。
常子は仕事なんだから仕方が
ないといった。
働かないと家族を養えないと
いった。
何でも仕事というと許してもらえる
なんて便利だと美子は言う。
家族のために仕事をしているって
息苦しいからやめてほしいという。
君子はいい加減にしなさいと
美子をたたいた。
美子は本当のことだし、鞠ねえも同じだと
いった。
鞠子は、美子の気持ちは常子にもっと自由に
お金を使ったほしいと思っていると
いった。いつも家族のためにといって自分の
欲しいものも買わない常子に美子は
気が付いていた。
常子は家族のために働くとはどういうこと
だと考えながら歩いていた。
星野の下宿の前に来ると
星野が桶に水をはって
自分の体温で温めようと
している。
草花も冷たい水より暖かい
ほうがいいのではと思ったと
いうだ。
しかし、桶の水をひっくり返して
しまい、大慌てとなった。
常子は星野の部屋に上がった。
なんだか荷物の整理を初めて
いる。
大阪帝国大学の五十嵐教授が
星野の研究をかってくれて
大阪で研究をしないかといってくれた
という。
常子は喜び、「大阪にいくのですか」
と聞いた。
星野はうなずき
そして東京には戻ってこないと
いう。研究室に勤めるという事だった。
「来月の半ばには大阪に行きます。」
常子はおどろいた。
「宗吉さんにも言って送別会をしましょう」と
常子は言う。
「みんな寂しがるだろうな。」
「常子さんは?」
「私は・・・・」
「僕はさみしくないと言い聞かせているが
たえられそうにない」といった。そして
正座をしていった。
「常子さん、僕と、け・・・結婚して
くださいませんか!」
常子は驚いた。
「け・・・・っ・・・こん?」
**********************
美子とのトラブルに悩む常子。
だが、ここで星野との結婚の話が
でた。
星野と一緒に大阪へ行くか?
それとも・・・・
常子は星野は嫌ではないはずだが
家族を思う常子には
まだ、妹たちを
結婚させてないのに
自分が行くことを考えて
いなかったことに気が付いた
のではないだろうか?
妹たちを結婚させてから
自分が行くのか
それとも
常子はととのかわりなので
かかのそばにずっといるのか・・
人生の選択です。
諸橋は奥寺との不倫が発覚して
怒鳴り込みに来た奥寺の妻に
暴力を振るわれた。
そしてその日付で
くびとなった。
山岸は
不満があるのかとタイピストの部屋で
女子社員あいてにふてぶてしく
言い放った。
常子はいおうとしたが早乙女がさきに
いった。
「奥寺だけ不倫の責任をとわないのは
おかしい」
山岸は「書類を清書するだけの仕事
のタイピストなど掃いて捨てるほどいるんだ。
女の本分はお国のために子をうみ、ふやすことだ。
それをわすれるな。」と怒鳴った。
そのころ、美子は滝子に紹介されて
ある、洋裁店に連れて行ってもらった。
そこで、洋裁のお手伝いをしたいという。
すこしはお駄賃をもらえるというのだ。
それを鞠子に言うが
常子には報告しないといけない
と鞠子が言った。
そこに常子が帰ってきたので
美子はしぶしぶ話をしようとした。
すると
常子は諸橋の退職で仕事が増えて
これから書類整理だから
といった。
美子は機嫌が悪くなった。
徹夜で仕事をした常子だった。
翌朝、寝てしまって家族と一緒
に朝ごはんの家訓は破られた。
美子は常子を責めた。
常子だって家訓を破ったでは
ないかと。
常子は仕事なんだから仕方が
ないといった。
働かないと家族を養えないと
いった。
何でも仕事というと許してもらえる
なんて便利だと美子は言う。
家族のために仕事をしているって
息苦しいからやめてほしいという。
君子はいい加減にしなさいと
美子をたたいた。
美子は本当のことだし、鞠ねえも同じだと
いった。
鞠子は、美子の気持ちは常子にもっと自由に
お金を使ったほしいと思っていると
いった。いつも家族のためにといって自分の
欲しいものも買わない常子に美子は
気が付いていた。
常子は家族のために働くとはどういうこと
だと考えながら歩いていた。
星野の下宿の前に来ると
星野が桶に水をはって
自分の体温で温めようと
している。
草花も冷たい水より暖かい
ほうがいいのではと思ったと
いうだ。
しかし、桶の水をひっくり返して
しまい、大慌てとなった。
常子は星野の部屋に上がった。
なんだか荷物の整理を初めて
いる。
大阪帝国大学の五十嵐教授が
星野の研究をかってくれて
大阪で研究をしないかといってくれた
という。
常子は喜び、「大阪にいくのですか」
と聞いた。
星野はうなずき
そして東京には戻ってこないと
いう。研究室に勤めるという事だった。
「来月の半ばには大阪に行きます。」
常子はおどろいた。
「宗吉さんにも言って送別会をしましょう」と
常子は言う。
「みんな寂しがるだろうな。」
「常子さんは?」
「私は・・・・」
「僕はさみしくないと言い聞かせているが
たえられそうにない」といった。そして
正座をしていった。
「常子さん、僕と、け・・・結婚して
くださいませんか!」
常子は驚いた。
「け・・・・っ・・・こん?」
**********************
美子とのトラブルに悩む常子。
だが、ここで星野との結婚の話が
でた。
星野と一緒に大阪へ行くか?
それとも・・・・
常子は星野は嫌ではないはずだが
家族を思う常子には
まだ、妹たちを
結婚させてないのに
自分が行くことを考えて
いなかったことに気が付いた
のではないだろうか?
妹たちを結婚させてから
自分が行くのか
それとも
常子はととのかわりなので
かかのそばにずっといるのか・・
人生の選択です。
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